Lesson7-3 喘息の原因や症状 

花粉症のように気管支に関わる症状、喘息にかかると咳が止まらなくなり、夜も眠れない・・・

喘息を持っている方は、そんな辛い思いをしたことがある方も多いのではないのでしょうか。

そんな喘息の症状や原因はどこにあるのか、このページでは学んでいきます。

喘息の代表的な症状「喘鳴」

喘息(気管支喘息)の症状が起こる原因は、アレルギー反応によって
気管支に炎症が起きて腫れ上がり、空気の通り道が狭くなることです。

喘息にかかると、狭くなった気管支の中を空気が通っていくときにゼーゼーと言った「喘鳴」が起こります。

喘息にかかわらず、この喘鳴がする時は気管支に何らかの炎症反応が起きているので注意が必要です。

喘息の症状は、主に夜中から明け方に起こります。
そしてこの症状は、「たん」によって悪化してしまうこともあります。

「たん」で気管支が詰まる

代表的な症状としてもう1つ見られるのは、たんが絡んだ咳です。

たんは気管支の表面を潤してくれる役割と、異物をブロックするための役割があるのですが
たん自体が体積を持つもののため、軌道が狭いと呼吸困難が生じて咳が発生します。

喘息の患者は、咳をしていない時でも気管支が腫れています。
これが喘息の恐ろしいところでもあります。

喘息の原因は家庭にいる「ダニ」

喘息の原因となるアレルゲンの中で最もメジャーなのは「ダニ」だとされています。

日本人の喘息のアレルゲンの過半数はダニだとさえ言われています。

家の中のホコリに含まれるダニの濃度が高まるほど、喘息を発症しやすくなるのではないかと推測されています。

言い換えれば、ダニアレルゲンに反応するIgE抗体ができやすくなってしまう状態が「ダニアレルゲンに感作されている」状態とも言えるのです。

一度ダニアレルギーになってしまうと、毎日一定程度
生活環境の中に含まれるダニを吸い込んでしまうことになるので、気管支の腫れは慢性的になってしまいます。

それではそんな喘息を治療するためには、どのような方法があるのでしょうか?

続いてのページで確認してみましょう。