Lesson7-5 家庭でできるカビ、ダニ対策

気管支を痛めてしまったり症状を悪化させてしまう原因は様々ですが、
日常の環境も非常に大事であるということは間違いありません。

今回のページでは、家庭の中にある「カビ」「ダニ」の対策を学習し、
アレルギーになりにくい環境整備を目指しましょう。

とはいえ、「清潔にしすぎてしまうと免疫が弱まる」とこれまでのLessonで学習していますので、
バランスを取れるように考えながら対策に取り組むことが大切です。

家庭でできるカビ対策

カビは少ない栄養でも、水分があれば場所を選ばず繁殖可能です。

栄養となる部分に胞子を飛ばし、その場所で成長することができます。

カビ対策のポイントは、水分を取り除くことや栄養を与えないことです。

カビに悩まされている場合は、室内に鉢植えなどの植物をおかないようにし、
また換気をして部屋の湿度を下げることも大切です。

エアコンのフィルターも、年に4~5回こまめに手入れをしましょう。

水回りに関しては、お風呂の水を毎日抜くこと、洗面台などに水滴を残さないことが大切です。

また下駄箱に関しても、靴は干してからしまうことが重要です。

家庭でできるダニ対策

ダニは湿度60%以上、室温25度以上の環境を好み、
快適化が進んだ現代においては冬でも死滅せず生き残る傾向があります。

ダニが好む餌をできるだけ排除し、清潔感を保つことがポイントになります。

カーペットや布製のソファには、こまめに掃除機をかけましょう。
食べ残しもダニの餌になってしまうので注意が必要です。

布団は晴れた日に十分に干し、掃除機をかけましょう。

シーツやベッドカバーは、網目ができるだけ細かい高密度繊維のものを選ぶと良いです。

Lesson7 まとめ

Lesson7では、喘息や花粉症などのアレルギーの症状や治療方法について見ていきましたが、
いかがだったでしょうか。

気管支炎を中心とするこれらの病状ですが、気道が炎症を起こしてしまうと
生命に重篤な影響を与えてしまう可能性もあるため、適切な治療が必要とされています。

特に喘息は気管支炎を抑える吸入性のステロイドに加えて、様々な段階で治療薬が定められており
長期間での治療と向き合う事が必要な病気です。

続いてのLesson8では、これまで紹介したアレルギーの
「検査」や「予防方法」に焦点を当てて解説していきたいと思います。