子どもと大人ではアレルゲンが異なる、という話はこれまで多く取り上げてきましたが、
食卓に並んでいるもののどれがアレルゲンになりうるのか、という部分も
ご家庭では考慮する必要があります。
今回は、お子さんのいる家庭に向けたアレルギー対応レシピをいくつか紹介します。
意外とアレルギー対応が簡単!カレーライス

様々な食材が入っているカレーライスですが、市販のルウだと乳製品や小麦粉、りんごなどが含まれる場合があります。
手作りすればそれらを除去でき、色々な代替バリエーションも見つかります。
使用する材料
- 牛肉(細切れ、バラなどお好みに合わせて):200~250g
- にんじん:1本
- じゃがいも:3個
- 玉ねぎ:2個
- トマト:1個
- 塩:小さじ1
- 米粉:大さじ3
- カレー粉:大さじ2
- 醤油:小さじ1
- ウスターソース:大さじ1
- クミン:少々
作り方の手順
1.野菜の下ごしらえ。にんじんとじゃがいもの皮をむき、気持ち小さめの一口サイズに切りましょう。玉ねぎは半分を食べやすい大きさに、半分をみじん切りにすると食感を残したまま味わいが楽しめます。
2.大きめの鍋にごま油を加え、玉ねぎが飴色になるまで炒めます。その後、じゃがいもとにんじんを加えて炒めます。
3.牛肉を加え、全体に火が通ったら調味料、米粉と水を加えてとろみを出します。
注意事項・ポイント
牛乳が使える場合は、バターを入れるとまろやかさが増します。
小麦粉の代わりに米粉を使用しましょう。
食材に好き嫌いやアレルギーがある場合には他の野菜で代替ができるのがカレーライスのいいところ。
実はアレルギーの味方と呼べるでしょう。
これひとつでご飯ガッツリ!甘酢トンテキ

ステーキと同じく食卓の「ご馳走」主役を張れるトンテキ。
今回は甘酢で子供の好きな味付けで整えます。
アレルギー食材を使わずとも美味しい味付けにできるレシピです。
使用する材料
- 豚ロース:3~4枚
- 片栗粉:大さじ4~5
- ごま油:大さじ2
- お酢:大さじ3
- 料理酒:大さじ3
- みりん:大さじ2
- 塩胡椒:適量
- 醤油:大さじ2
作り方の手順
1.豚ロースの下ごしらえをします。筋を切った豚ロースに塩胡椒を満遍なくかける
2.すべての豚ロースに片栗粉をふりかける
3.フライパンに油を引き、片栗粉をふりかけたお肉を焼き目がつくまで焼きます
4.余分な油を拭き取った後、お酢、みりん、醤油、料理酒を入れて焦げないように弱火で焼いたら出来上がり!
注意事項・ポイント
豚ロースの筋切りが甘いと、食感も悪くなり味も染み込みにくくなるので注意しましょう。
タレはすぐに焦げてしまうので、弱火にすることを心がけましょう。
豆乳で深みを!サーモンクリームパスタ

昼ごはんでも夜ご飯でも主役を張れる「パスタ」。
クリームパスタでも豆乳を使えば、乳アレルギーでも食べられるメニューになります。
使用する材料
- パスタ(フィットチーネ):2束
- スモークサーモン:100g
- 塩胡椒:適量
- 小麦粉:大さじ2
- 玉ねぎ:1/2個
- ほうれん草:100g
- 豆乳:400cc
- コンソメ:1欠片
- オリーブオイル:大さじ2
- にんにく:1欠片
作り方の手順
1.サーモン、ほうれん草、玉ねぎをそれぞれ食べやすい大きさに切る
2.にんにくは包丁の背で潰しておく
3.フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れ強火で香りを出す
4.フライパンに玉ねぎを加え、全体がしなっとしてきたらほうれん草とサーモンを加える
5.パスタを茹で、茹で上がったパスタをフライパンに加えて豆乳とコンソメを加えて一煮立ちさせれば完成!
注意事項・ポイント
にんにくの香りだけを楽しみたい方は、途中で炒めたにんにくを取り出してもOKです。
クリームパスタの粘土は豆乳を加えてからの煮立ちに比例します。
ドロッとが好きな方はよく加熱して、水分をなるべく飛ばしましょう。
以上、子ども向けアレルギー対応レシピでした。