大人になってからのアレルギーは、どのように発覚し、どのように予防したら良いのでしょうか。
今回のページでは、アレルギーのカテゴリごとに
大人になってから気をつけるべきポイントなどをみていきたいと思います。
そもそもなぜ、大人になってから発覚するアレルギーがあるのでしょうか。
体質の変化以外にも、接触する物質の種類が原因の根本にあるのです。
大人は新たなアレルギーの危険性も

大人になるにつれて、化粧品や様々な衣類、アクセサリーや大自然のアクティビティなどで
接触する物質は物理的に増えていきます。
そのため、金属アレルギーや薬品アレルギーなど、これまで発覚していなかった
アレルゲンが大人になってから発覚するというケースがあります。
これが大人のアレルギーの原因の根本にあるもので、
「ただ単に気付いていなかった」物質に触れる機会が多くなるのです。
汗と金属が反応して起こる金属アレルギー

通常、金属そのものは身体に対して無害であり反応を起こさないものですが、
汗や唾液などの体液によってイオン化した金属が体内に取り込まれると、
体内の一部のタンパク質と結合し、アレルギー反応を起こすことがあります。
接触している部分が赤く皮膚炎のような炎症を起こすため、比較的気付きやすいアレルギーですが
銀歯などの体内に直接触れるものによって引き起こされてしまった場合、早急な治療が必要です。
金属アレルギーは、首元のアクセサリーなどをつけないことが1番の予防です。
偏った食生活を送らない

予防するのが難しいとされる食物アレルギーに関しては、
偏った食生活を送らないことが1番の予防策になります。
また、一つ一つの食物へのアレルギー反応が少なくても、
まとめて複数種類を摂取してしまうことでアレルギー反応が高まってしまうこともあります。
健康の基礎とはなりますが、バランスの取れた食生活をおくることが何よりの予防策だといえます。
一方で特に海外旅行先などは、なかなか原材料がわからないものを一度にたくさん口にするため、
予防が難しいとされています。
Lesson8 まとめ

Lesson8は、アレルギー検査や予防方法というテーマでした。
血液検査や皮膚検査で検査することができるアレルギーですが、
血液検査では小麦など特定のアレルゲン以外は精度がそこまで高くないため、
皮膚検査による確認を行う必要があります。
その他にも、運動負荷テストなどの複合要因で発生するアレルギー の検査もあります。
予防については、子どもは離乳食開始前と開始後で予防策が異なりますが、
いずれの場合もスキンケアがまず重要であるとされています。
続いてのLesson9では、対応を迫られる緊急時にすべきことや
普段から気をつけておくべきことなどについて見ていきたいと思います。